外壁塗装を考え始めると、
「やっぱり大手メーカーなら安心かな」
と思う人は多いと思います。
実際、
有名な会社の方が信頼できそうですし、
いかにも、という営業マンが来て、
いかにも、という説明をしてくれる。
でも、
現場で長く仕事をしていると、
正直、
大手メーカーだから安心とは言い切れない
というのはめっちゃ感じます。。
もちろん、
大手メーカーを否定したいわけではありません。
良い工事をしている会社もあります。
ただ、
家の人が思っている
「大手だから安心」
と、
現場の実態には少しズレがあることも事実です。
今回は、
あまり営業では聞けない現場目線の本音を話します。
外壁塗装で大手メーカーだから安心と思う人は多い
外壁塗装は金額も大きいです。
だからこそ、
失敗したくない。
その結果、
有名な会社を選ぶ人は多いと思います。
実際、
家の人からすると、
大手メーカーには安心感があります。
でも、
現場で長くやっている側から言わせてもらうと、
本当に見るべき部分は別にあるんです。
大手メーカーに頼んでも実際に工事するのは別の会社。

まず知っておいてほしいことがあります。
大手メーカーに依頼したとしても、
実際に塗装工事をするのは、
地元の協力業者や下請け業者であることが少なくありません。
家の人は、
「○○ハウスに頼んだ」
「○○ホームだから安心」
と思っています。
実際、ハウスメーカー側も、
「うちで建てたから、うちで塗装するのが最適で安心」
とか言ってきます。
でも、実際工事が始まると、
足場を組み、
高圧洗浄をして、
補修して、
塗装するのは別会社。
「○○ハウスの人」が来るわけじゃないんです。
これは業界では珍しいことではありません。
つまり、
工事の良し悪しは、
会社の名前だけでは決まりません。
名前で契約しているだけの人も多い

少し厳しい言い方になります。
でも現場で感じることです。
外壁塗装の見積もりを取ると、
会社名だけで決めてしまう人が意外といます。
見積もりの内容。
工事内容。
誰が施工するのか。
どんな職人が来るのか。
そこはあまり見ない。
でも、
会社名だけはしっかり見ている。
これはかなり多いです。
正直、
車を買う時に、
エンジンも見ない。
燃費も見ない。
性能も見ない。
でもロゴだけ見て決めるようなものです。
もちろん有名な会社には安心感があります。
ただ、
外壁塗装の場合、
実際に家を塗るのは看板ではありません。
職人です。
だから本来は、
会社名だけでなく、
工事内容や施工する人もしっかり見てほしいんです。
下請けしかやったことがない業者もいます
もちろん全員ではありません。
ただ、言えるのは、
長年下請け仕事だけをやってきた人と、
自分で仕事を取っている人は経験の幅が違う。
下請けは、
基本的に指示された内容を施工します。
でも、
元請けは違います。
家を見る。
問題点を探す。
原因を考える。
説明する。
提案する。
責任を持つ。
全部やります。
だから同じ塗装職人でも、
経験の積み方が違うことがあります。
現場はマニュアル通りにいきません
ここがかなり重要です。
実際の現場では、
予定通りにいかないことがよくあります。
工事を始めたら、
壁の中が傷んでいた。
雨漏りの原因が見つかった。
想定以上に劣化していた。
こういうことは普通にあります。
その時に必要なのは、
マニュアルではありません。
経験と知識です。
経験も知識も少ないと、
そこで止まってしまいます。
どう判断すればいいか分からないからです。
でも、
たくさんの現場を自分の責任として見てきた人は違います。
その場で考えます。
原因を探します。
最適な方法を考えます。
だから本当に大事なのは、
会社の大きさではなく、
携わる職人の現場経験の深さ。
これめっちゃ大事です。
実際にあった「大手メーカーで失敗した家」の話

これは実際の現場の話です。
以前、
大手メーカーで外壁塗装をした家から相談を受けました。
家の人は、
「有名な会社だから安心だと思ってお願いした」
と言っていました。
ところが、
それほど年数が経っていないのに、
塗膜が剥がれ始めていました。
実際に調査してみると、
前回の工事で下地処理が十分にできていない状態。
塗膜も薄い。
塗装工事は、
塗る前の準備が非常に重要です。
ところが、
その家は下地処理が甘かったため、
塗膜がしっかり密着していませんでした。
そのせいで今回は、
古い塗膜を剥がしながら補修する必要があり、
正直かなり大変な工事でした。
普通に塗るより、
剥がれた部分の処理の方がだいぶ時間がかかった。
それでも、
下地からしっかりやり直し、
必要な補修を行い、
丁寧に施工しました。
工事後、
家の人には
「前回よりずっときれいになった」
と喜んでいただきました。
しかも、
今回の塗装工事でかかった工事金額は、前回の大手メーカーの半額。
そして、
その工事から10年以上経っていますが、
今でも大きな問題なくきれいな状態を保っています。
実は塗料の名前より職人の腕の方が重要です
最近は、
無機塗料
フッ素塗料
高耐久塗料
など、
塗料の名前が注目されがちです。
もちろん塗料選びは大切です。
でも、
現場で長くやっていると、
本当に差が出るのはそこだけではありません。
どれだけ高級な塗料でも、
下地処理が雑なら剥がれます。
洗浄不足。
補修不足。
ケレン不足。
乾燥不足。
こうした部分が不十分だと、
高級塗料の性能は発揮できません。
逆に、
そこまで高額な塗料でなくても、
下地処理をしっかり行った現場は長持ちします。
実際、
現場経験が長い人ほど、
塗料名より下地処理を気にしています。
外壁塗装で本当に見るべきポイント

もし業者選びで迷ったら、
会社名より先に、
次の部分を見てみてください。
- 現場調査は丁寧か
- 劣化原因を正確に説明できるか
- 下地処理を、何をどこまでやるか説明できるか
- 現場写真を見せながら、またはその個所を実際見ながら話してくれるか
- 質問にきちんと答えられるか
実際、
優良業者かどうかは契約前の対応でかなり分かります。
優良業者の見分け方についてはこちらをご覧ください↓
現場経験者が教える|優良な外壁塗装業者の見分け方【質問編】この質問でかなり分かります
現場経験者がhttps://tosou-guide.com/paint-contractor-answer/教える|優良な外壁塗装業者の見分け方【回答編】実は答え方でかなり分かります
まとめ|看板は塗ってくれません
少し厳しい言い方かもしれません。
でも、
現場を長く見ていると本当にそう思います。
大手メーカーの看板は塗ってくれません。
有名な会社のロゴも塗ってくれません。
実際に家を塗るのは職人です。
だから、
外壁塗装で大事なのは、
「どこの会社か」
だけではありません。
「誰が施工するのか」
です。
大手だから安心。
有名だから安心。
そう考えてしまう気持ちはよく分かります。
でも、
現場目線で言うなら、
本当に見るべきなのは看板ではなく中身です。
その差が、
10年後に後悔するか、
満足するかを決めることもあります。

