「まだ少ししか漏っていないから、まあいいか。」
「雨が止んだら漏らなくなったし、大丈夫かな。」
雨漏りは毎日続くわけではないため、つい様子を見てしまう方も少なくありません。
しかし、25年以上現場で雨漏りを見てきた自分が言えるのは、
基本的には、
雨漏りを放置して得になることは一つもありません。
雨漏りの危険度が分かる見極め方はこちらをご覧ください↓
本当に怖いと思うのは天井から落ちてくる水ではありません。
家の中で被害が広がっていくことです。
そして、その中でも一番注意しているのがシロアリです。
雨漏りは家の中で静かに進行します

雨漏りというと、天井からポタポタ水が落ちてくるイメージがあります。
しかし実際には、壁の中や天井裏で雨水が広がっているケースも多くあります。
外からは見えなくても、木材や下地は少しずつ湿り続けています。
だから雨漏りは、見えている以上に建物へダメージを与えていることがあるのです。
私が一番心配するのは「シロアリ」です

現場では、天井から落ちてくる水よりも、建物の中で木材が濡れ続けることを心配します。
木材が湿った状態が続くと、シロアリが好む環境になってしまいます。
さらに被害が進めば、柱や土台まで傷んでしまうこともあります。
だから私は、雨漏りを見るとまず、
「この家はシロアリは大丈夫だろうか」
と考えます。
シロアリ対策をしていても安心ではありません

ここで、お客様からよく聞かれる質問があります。
「シロアリ予防をしているから大丈夫ですよね?」
確かに、シロアリに関しては大丈夫です。
定期的にシロアリ対策をしていれば、シロアリ被害を防げると思います。
でも、ここで勘違いしてはいけません。
シロアリを防げても、雨漏りは止まりません。
雨水は建物の中へ入り続けます。
木材は濡れ続けます。
下地は傷みます。
クロスにシミやカビが出ることもあります。
つまり、シロアリ対策と雨漏り対策は、まったく別の話なのです。
「シロアリ対策をしているから安心」ではなく、まずは雨漏りそのものを止めることが何より重要です。
雨漏りは、「シロアリが出てから考える」では完全に遅すぎます。
雨漏りは原因究明が早いほど被害を抑えられます

雨漏りは、放置して自然に直るものではありません。
原因が残っている限り、建物の中では少しずつダメージが進んでいきます。
だからこそ大切なのは、「早く工事をすること」ではなく、「早く原因を見つけること」です。
原因が早い段階で分かれば、被害が広がる前に適切な対策ができます。
反対に、「そのうち直そう」と様子を見続けてしまうと、建物の中で傷みが進み、修理の規模が大きくなってしまうこともあります。
雨漏りは、原因究明も対策も早ければ早いほど、家へのダメージを最小限に抑えられます。
大切な家を長く守るためにも、「まだ大丈夫」と放置せず、早めに雨漏り診断士など専門家へ相談することをおすすめします。
まとめ
雨漏りを放置して一番怖いのは、シロアリ被害です。
ただし、シロアリ対策をしている家なら、シロアリを防げる可能性はあります。
しかし、それで安心というわけではありません。
雨漏りは止まらず、建物の中は傷み続けます。
だからこそ、
「シロアリ予防をしているから大丈夫」
ではなく、
雨漏りそのものを早く止めることが、一番大切なのです。

